PUNCHILINE

SPECIAL スペシャル

スタッフ インタビュー

監督上村泰

初めてこの企画を知った時のご感想は?

確か、喫茶店でプロデューサーとお会いしてこの企画の話を聞いたんですが、正直、なんて馬鹿馬鹿しいんだ!?と思いましたね。もちろん、良い意味でですよ!これは挑戦的な企画だなぁと。(笑)

「パンチライン」の見どころを
おきかせください!

音楽はあの小室さんですし、脚本はあの打越さんですから、見所、聞き所満載ですが、登場するキャラクター達の生き生きしたパンチラ、もとい芝居もぜひ見てほしいです☆

最後にメッセージをお願いします!

今はまだあまり多くのことはいえませんが、タイトルが「パンチライン」ですし、「パンチラ」は間違いなくこの作品において重要なファクターです。放送開始まで一冬ありますが、「パンツ」と「人類滅亡」の因果関係に妄想を膨らませて待っていてください!!

脚本打越鋼太郎

一体どういった作品・ストーリーなのか、
教えてください!

ひょんなことから幽体離脱してしまった主人公の伊里達遊太。
肉体を取り戻すには、古代インドの聖典『ナンダーラガンダーラ』なる書物を見つけ出す必要があるという。
その書物は、遊太が住んでいるアパート『古来館』のどこかに隠されているらしく…。
かくして遊太は、古来館の中を飛びまわり、住人である女の子たちの暮らしぶりを鑑賞したり♥
ときに干渉したりしながら、冒頭で起きたテロ事件の真相や、迫り来る小惑星の謎について解き明かしていくことになります。
というわけで、基本的には古来館の住人たちが織りなす抱腹絶倒のシチュエーションコメディ! なのですが、物語が進むにつれ…。
この先はぜひとも、皆さんご自身の目で確かめてみて下さい。

アニメのシナリオを書かれたご感想は?

今回の脚本を書く上で、最も私を悩ませたもの。それは女性の下着を指して『パンツ』と書くべきか、あるいは『おパンツ様』と書き記すべきか、その一点に尽きます。アニメには当然のごとく尺が存在します。限られた情報量の中に、最大限の面白さを凝縮して詰め込まなければなりません。
これはエントロピーの増大則に反する(混沌へと向かおうとする全宇宙の意志に抗う)過酷な作業です。
したがって、ある物事を表現するための文字数は少なければ少ないほどエレガントになります。
にもかかわらず私は、脚本上『パンツ』と書けば3文字で済むところを、あえて『おパンツ様』と5文字で記すことにこだわり続けました。
なぜか? それは私がおパンツ様に対して畏敬の念を抱いているからに他なりません。
生命という尊い存在が生れ出づる聖なるデルタ地帯。その守護神たる無垢な布地のなんと気高きことか!
あまりにも恐れ多くて、敬称を略すなんてバチ当たりな真似はできなかったのです。
しかし今となってみれば、それが正しい選択だったのかどうかはわかりません。
『パンツ』なのか『おパンツ様』なのかは、人類普遍の永遠のテーマなのかもしれません。

最後にメッセージをお願いします!

……といった感じの小難しい話は一切出てこない脳天気ほがらかアニメ、それがパンチラインです!
ソーシャルネットワークに疲れた現代人に贈る心のオアシス。どうか頭の中を空っぽにして、生まれたままの姿でご堪能下さい。
クオリティについても折り紙つきです!一切の妥協を許さぬ鬼監督、上村監督のもと、 MAPPAさんの精鋭部隊が結集し、今、世界最高の品質に仕上げるべく鋭意制作に励んで下さっております。しかもしかも、音楽はあの大天才、小室哲哉さんです!
必ずやご満足頂ける作品になることを保証します。というわけで、絶対確実に死ぬほど面白い『パンチライン』は2015年4月から放送開始予定です。
ご期待下さい!

プロデューサー木村誠

「パンチライン」の企画成立の経緯を
教えて下さい。

ぼくは、以前MAGES.原作のゲーム「ロボティクス・ノーツ」のアニメ化を担当していたのですが、もともとジャンル的にもガジェット的にもコンテンツの時代を先に進めていくようなMAGES.原作の世界観がとても好きでした。「パンチライン」でMAGES.さんとは「ロボティクス・ノーツ」の時とは異なり共同原作という形をとっているのですが、ゲームとアニメの両面から盛り上げていくビジョンを両社共有することができたのが成立のきっかけだったと思います。大ヒットアドベンチャーゲーム「Ever17」原作者である打越鋼太郎さんが初のアニメ脚本をやられているというのもそういった取り組みのポイントの一つですね。そこに、上村泰監督を初めとした「おパンツ様」に対してとんでもないパッションを持つスタッフ陣が集結して企画が形成されていきました。

小室哲哉さん参加の経緯を教えて下さい。

「パンチライン」は作品内の設定に、ヒロインがアイドルだったりと音楽的な要素がたくさんあるのですが、その要素をトータルプロデュースできる人が必要でした。この作品はプロデューサーや監督など30代前半~中盤くらいの年齢層のスタッフが多く、世代的にも小室哲哉さんのファンがたくさんいるのですが、この企画特有のある種の勢いでオファーしたら快く引き受けてくださり実現に至りました。

最後にメッセージをお願いします!

「パンチライン」はとにかく何が起こるか分からない暴走機関車みたいな作品です。
「おパンツ様」という天が与えたもうた奇跡に括目して頂きながら、どんな展開が待ち受けているのか楽しみにしていてください。